メモアプリのEvernote(エバーノート)を長年を愛用しています。
近年では度々、仕様・プランが変わるので把握しきれなくなってきました。
そこで、今現在の仕様等を忘備録代わりに残しておくことに。
今回は、2021年8月時点での「無料Evernoteユーザーが知っておくべき、Evernoteプラン・仕様まとめ」です。
そもそもEvernoteとは?
多機能な老舗メモアプリ
スマホ・PC等などマルチデバイスで使える多機能な「メモアプリ」です。
配信元は米Evernote Corporation。
移り変わりの激しいジャンルですが、国内上陸から既に10年以上が経過する老舗中の老舗です。
入力したデータは常にサーバー同期される為、別途バックアップを取る必要はありません。複数デバイス間での同期も自動で簡単です。
今では当たり前の仕様ですが、当時は「保存ボタン」を押す必要が無い事自体が、画期的だった気がします。
対応デバイス
対応デバイスは幅広く、主要なOSとWeb(ブラウザ)で利用出来ます。
下記のアプリ・WEB版が用意されています。
- Evernote for Mac
- Evernote for Windows
- Evernote for iOS
- Evernote for Android
- Evernote Web
アクセス出来ないデバイスは、ほぼ無いと思って差し支えないでしょう。
【Macアプリ:Evernote for Mac】
【Windowsアプリ:Evernote for Windows】
【iPhoneアプリ:Evernote for iOS】
【Androidアプリ:Evernote for Android】
【ブラウザ版:Evernote Web】
無料から使える
「でも、お高いんでしょう?」
そんなことは、ありません。
基本機能も十分でサードパーティ広告も無い、無料プラン(フリー)も用意されています。
物足りない方は、多機能な有料プラン(パーソナル以上)をどうぞ。
Evernoteの価格
現行プラン
プランによって、価格と機能が異なります。
FREE (フリー) |
PERSONAL (パーソナル) |
PROFESSIONAL (プロフェショナル) |
TEAMS (チーム) |
|
---|---|---|---|---|
月額 | 0円 | 775円 | 1033.33円 | 1750円 |
年額一括 | - | 9300円 | 12400円 | 21000円 |
端末同期台数 | 2 台まで | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
月間アップロード容量 | 60 MB | 10 GB | 20 GB | 10GB+2GB/ユーザー |
ノートの上限サイズ | 25 MB | 200 MB | - | - |
タスク | ノート内にToDoリストを記録 | 編集、追跡を一元管理 | タスクの編集、追跡、割り当て | タスクの編集、追跡、割り当て |
ホーム画面のダッシュボード | ベーシック | カスタム | フルカスタマイズ | フルカスタマイズ |
カスタマーサポート | フォーラム | メール/チャット | メール/チャット | メール/チャット |
カレンダーアカウント | 0 | 1 | 複数 | 複数 |
オフラインアクセス | デスクトップのみ | どこでもオフラインで アクセス可能 |
どこでもオフラインで アクセス可能 |
どこでもオフラインで アクセス可能 |
メールを Evernote に転送 | - | ○ | ○ | ○ |
Office 文書やPDFの中まで文字検索 | - | ○ | ○ | ○ |
PDF・画像への描き込み | - | ○ | ○ | ○ |
高度なPDFエクスポートオプション | - | - | ○ | ○ |
チームのデータとアクセスを管理 | - | - | - | ○ |
共有スペースで共同作業 | - | - | - | ○ |
※手頃な有料プラン「Evernoteプラス」は、2018年4月で新規受付を終了しています。
プランが一新(2021年7月頃)
これまでのプラン構成(Evernoteベーシック、Evernote プレミアム、Evernote Business)から、新しいプランラインナップに変更となりました。
【新しいプランラインナップ ※現行】
- Evernote FREE ※無料プラン
- Evernote PERSONAL
- Evernote PROFESSIONAL
- Evernote TEAMS
これからの無料プランユーザー
当然ながら、Evernoteにも収益は必要です。
時々実施される仕様変更によって、有料プランにするほどでも無いライトなユーザーさんは困ってしまうかも知れません。
ライトなユーザーさんが今後も快適に無料プランを使うにはどうすれば良いのか?述べておきたいと思います。
WEB版も1台分カウント(2020年10月~)
2020年10月からは「Evernote Web(WEBブラウザ版)」の利用も1台分のデバイスとしてカウントされるようになりました。
無料プランでは端末同期台数が2 台までの制限があるので注意しましょう。
従来は「Evernote Web(WEBブラウザ版)」は利用デバイス数としてカウントされませんでした。
台数制限に囚われないEvernote Webは2台までのデバイス同期数制限がある無料プランユーザーにとっては有り難い存在だったのです。
※従来の例:「スマホ」+「スマホ」+「WEB」=2台
ただし何台アクセスしても1台としてカウント
前述の通り「WEB版も1台分カウント」されるようになりましたが、無料ユーザーなら覚えておくべき仕様があります。
現在のEvernoteは、「アプリ版」利用時はデバイス名が利用端末として登録されるものの、「WEB版」利用時は固有のデバイス登録は実施されない点です。
実際に「Evernote Web」を利用してみました。
アカウントの利用端末には、アクセスしたデバイスでは無く「Evernote Web」が登録されています。
これは下記の例でも利用端末は「Evernote Web」1台扱いとなる事を意味しています。
※3台の異なるPCでEvernote Webにアクセス
【※検証環境:Google accountでログイン時】
2台以下で使うユーザー
無料プラン最大の制約である「同期端末数2台以下」を既にクリアしています。
テキストメモが中心のライトユーザーであれば、これからも無料でEvernoteを十分活用できるのではないでしょうか。
画面カスタマイズ、その他機能を試したい場合はおとなしく有料プランに移行すべきです。
いつでも変更できるので焦る必要はありません。
3台以上で使うユーザー
WEB版をうまく活用
無料プランのデバイス数制限(2台)を超えています。
PCからの利用がある方は、WEB版を活用する事で無料プランのまま運用が可能です。
※「WEB版」何台でも1台カウント
例えば、下記のような構成であれば問題なく利用できます。
- スマホ:アプリ版
- PC:WEB版
- PC:WEB版
合計:2台カウント
逆に駄目な例はこちら。
- スマホ:アプリ版
- スマホ:アプリ版
- PC:WEB版
合計:3台カウント
徐々にWEB版のUIがアプリ版に近い状態になってきました。
WEBを使った事が無い場合でも、学習コストは低いと考えられます。
原則、WEB版はスマホブラウザ非対応
なお、WEB版は主要なPCブラウザには概ね対応していますが、スマホ版ブラウザには非対応です。
なお、User Agent変更したり「ブラウザのPC表示」で、無理やり表示する事も出来ない訳ではありません。
※Chromeのメニューから「PC版サイト」を指定
しかし、スマホでのPC画面は操作性が低くく、一時的な確認や設定変更程度の用途に留めるべきでしょう。
端末の解除回数がある
都度、端末の「登録」「解除」を繰り返す手法は思いつく方がおられるかもしれませんが、おすすめ出来かねます。
現仕様では、「端末の解除回数」について月の上限あります。
「月途中で本当に必要な端末で使えない」最悪の事態になりかねません。
「端末台数」に関係無く「アプリ版」を使いたい方は、無料プランの範疇を超えています。
おとなしく有料プランを契約し利用しましょう。
有料プランを安価に契約するには
有料プランを契約する場合でも、出来る限り安価で契約したいものです。
サービス内容は変わらずも、契約単位や販売チャネルによって多少価格が前後する事があります。
ここでは、有料プランを安価に契約する方法を確認してみます。
年払い
公式での支払い方法は「月額払い」と「年間プラン(※年額一括払い)」が用意されています。
どちらを選んでもサービス自体に違いはありませんが、まとめて支払う「年間プラン」の方が安価になる料金体系となります。
PERSONAL | |
---|---|
月額料金 | 680円 |
年間プラン | 5800円 |
年間プラン(月額換算) | 483円 |
一年以上続ける事が確定している方は、月払いよりも年払いをおすすめします。
学割
Evernoteには学割が存在します。
なんと割引率は年額50%OFFです。
全ての学生さんが対象ではありませんし、適用には条件もあります。
しかし、あなたが該当するのであれば積極的に利用を検討してみましょう。
公式割引キャンペーン(不定期)
不定期に公式の割引キャンペーンが開催される事があります。
有料プラン検討中に、運良く公式キャンペーンが開催されていた場合はラッキーです。
特定ユーザー向けで無い限り、開催時には公式サイトで案内があるはずです。たまに公式サイトもチェックです。
ソースネクストパッケージ
時々、DLソフトウェアのソースネクストでEvernoteのDLパッケージ(1年、2年)が販売さてる事があります
ソースネクスト経由で購入してもEvernote自体のサービスは変わりません。
特に、学割や割引のアテが無い人にとっては2年パッケージは最安クラス。ソースネクストのポイント「ソースネクストeポイント」も付与されます。
ただし、完売・終売は珍しく無く、忘れた頃に在庫復活したりと購入タイミングが難しい購入チャンネルです。
長期ユーザーで一円でも安く契約したい場合は、チェックしてみる価値があるでしょう。
>>ソースネクストで探す(sourcenext.com)
まとめ
無料ユーザーはWEB版を活用
利用デバイスの多い、無料プランユーザーは「WEB版」を活用してみましょう。
「WEB版では物足りない!」と思われる方は、大人しく有料プランを契約しましょう。
長期契約等を駆使する事で意外と安価になるかも知れません。
>>ソースネクストで探す(sourcenext.com)それでは、楽しいEvernoteライフを!