ノートアプリの代名詞と言えば、Evernote(エバーノート)です。
私もよく利用しており、度々有料プラン(プレミアム)で契約するほどです。
しかし最近、私的な用途ではメモ代わりなど簡単利用が中心になってきました。
まあ、早い話が「同期したいデバイス数は多いが、使い方がライトなユーザー」になっしまった訳です。
こんなライトなユーザー状態では、ちょっと有料プランが惜しい気にもなってくる訳です。
そこで、場合によっては乗り換えも視野に、他のメモアプリを調査してみる事に。
今回は、Evernoteの現在価格と、Googleのメモアプリkeep(キープ)に移行テストしてみた話です。
現在のEvernoteの価格
プランは3つ
2021/1/18現在、Evernoteでは3つのプランが用意されています。
ベーシック (無料プラン) | プレミアム | Business | |
---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 600円 (年間プラン¥5,200) | ¥1,100 |
端末同期台数 | 2 台まで | 無制限 | 無制限 |
ノートの上限サイズ | 25MB | 200MB | 200MB |
月間アップロード容量 | 60MB | 10GB | 20GB + 2GB/ユーザ |
オフライン使用 | デスクトップ | デスクトップ・モバイル | デスクトップ・モバイル |
スマホ契約でもギガ(GB)が当たり前時代です。
無料プランの「ノートの上限サイズ 25MB」「月間アップロード容量 60MB」をみると、非常に頼りなく感じてしまうかも知れません。
しかし、テキストが中心となるメモ用途であればかなりの容量です。ライトな使い方ではあまり心配無いでしょう。
無料プランには同期台数制限あり
今の私と同じように「同期したいデバイス数は多いが、使い方がライトなユーザー」が気にするべきポイントは、各プランの利用端末数です。

「ベーシック(無料プラン)」はライトユーザーに嬉しい無料ですが、利用端末が2台の制限があります。
残念ながら、4台5台と複数のデバイス(スマホ・PC・タブレット等)でEvernoteを利用する場合には向いていません。
有料プランだけが、台数制限無く全て端末にデータを同期可能とされています。
今回のケースではEvernote「プレミアム(有料プラン)」への変更が合理的な判断です。お金は掛かりますが、最も手っ取り早い解決方法です。
しかし、好奇心からGoogle Keepを試してみる事にしました。イマイチなら戻せば良いだけの事です。
Google keep(グーグルキープ)とは
無料で使えるGoogleのメモアプリ
Google keep(グーグルキープ)は、Googleが提供するメモアプリです。
Googleアカウントだけで無料で使え、基本的に台数制限もありません。
Googlekeepを使うには
Google keepにはスマホアプリやWEB版等がが用意されています。
スマホにはアプリ版
お使いのスマホに合わせて「google play」や「App Store」からDLとインストールいます。
【Android版:Google Keep】
【iOS版:Google Keep】
PCにはWEB版かchrome拡張機能
PCユーザーにはWEBブラウザから利用できるWEB版が用意されています。
【WEB版:Google Keep】
また、PCブラウザに「Google Chrome」を利用している方は、Google KeepのChrome拡張機能を利用する事も出来ます。
ブラウジング中にクリックによるメモ追加など、使い勝手が向上します。
メモとしては基本十分な機能
クラウドツールらしく入力した文字は即自動保存。入力も「チェックボックス」「リマインダー」「音声メモ」「画像追加」など、メモとしては十分すぎる機能が備わっているように感じます。
付箋のようなイメージで不要になったメモはどんどん削除したりアーカイブする使い方も良さそうです。
EvernoteからGoogle keepへ移行するには
Google keepへの移行ツールは無い
仮にEvernoteから、Google Keepに乗り換えるのであれば、
「Evernote→Google Keep」の移行作業を必要とする方は多いかとと思います。
しかし、現時点では「Evernote→Google Keep」の公式移行ツールは用意されていません。
Google Keepにはそもそもインポート機能がありません。
コピペで移行
移行ツールが存在しない以上、アナログな手法ですがノート内の文章をコピペで移行するしかありません。
- Evernoteの対象ノート開き本文を「全て選択(Ctrl+A)」
- コピー(Ctrl+C)
- Google Keep「メモを入力」に貼り付け(Ctrl+V)
※対象ノート数だけ繰り返す。
※ノートのタイトルは別途コピペが必要です。
移行したいノート数が10や20であれば、さほど手間では無い気がします。
ただし、コピペで書式は移せない
実際に「コピペ」でアナログな移行をしてみました。
コピペで、どこまで移行できるのか?テストした結果は下記の通り。
【左:Evernote、右:Googlekeep】
残念ながら、Googlekeep側にように書式関連は引き継がれませんでした。※文字サイズ含む
基本的には「テキストのみ移行できた」が今回の検証結果です。
どうやら、コピペ移行では割り切りが必要のようです。
この際、前向きに整理整頓も兼ねて必要なメモを絞りこんでコピペで移してしまうのが、良いかも知れません。
まとめ
割り切れるならkeep、妥協出来ない人はEvernoteプレミアム
Google keep自体はシンプルな「同期の出来る付箋メモアプリ」でした。
しかし、両者に移行ツールは無く失われる書式も多いことを考えると、妥協出来ないEvernoteユーザーにとっては移行を踏みどどまった方が良いかも知れません。
反面、書式情報に関して割り切れるEvernoteユーザーは検討の余地がありそうです。
それでは、楽しいスマホライフを!