Huawei P20(EML-L29)を購入してから、約2ヶ月が経過しました。
もはや格安スマホとは言えない価格帯の当機ですが、これから購入される方の参考になるかも知れないので、現時点での所感を残しておく事にしました。
今回は、Huawei P20(EML-L29)を実際に約2ヶ月間使って分かった「良かったところ5個」、「イマイチなところ5個」です。
良かったところ
1. サイズ感
ハイスペックなスマホは、本体サイズが大きい事がありがちです。
しかし、P20は最近のスマホとしては比較的コンパクトなサイズ感を維持しており、性能とコンパクトなサイズの両方を求めている方には、悪くない選択と思われます。
なお、P20シリーズでも一番のコンパクト幅のようです。
幅 | 高さ | 厚さ | |
---|---|---|---|
P20 Pro | 74mm | 155mm | 7.9mm |
P20 | 70.8mm | 149.1mm | 7.65mm |
P20 lite | 71mm | 149mm | 7.4mm |
2. 良好なスペック
「P20シリーズ」としては、真ん中(P20 lite < P20 < P20 Pro)に位置する当機ですが、最上位モデルにも搭載されているチップセット「kirin970」が採用されています。(多少差別化が図られているようですが)
ベンチマークも良好で、ミドルクラスのスマホが物足りなくなった方にぴったりです。
[過去記事:P20購入レビュー ※ベンチマークあり]
3. 綺麗なカメラ
正直、この価格帯のスマホはどのモデルも、綺麗なカメラを搭載しています。
ライカのダブルレンズを搭載するP20も、例外なく綺麗な撮影が可能です。
特に「薄暗い所から、明るい被写体撮影」に関しては、くっきりハッキリ撮影可能で、現行の他社フラグシップモデルに比べても優位性を感じます。
ライトアップされた大きな被写体撮影(工場夜景とか?)に良さそう?
4.思ったよりアクセサリーは多い
大手キャリアモデルが存在する、他のP20シリーズ(p20 pro、P20 lite)に比べ、P20はアクセサリー(ケースやガラスフィルム等)の品揃え面で不利があるだろうと懸念していました。
しかし、実際のところ数多くのアクセサリーが存在し、この心配は杞憂に終わりました。
最近では、当初少なめだった国内大手メーカーでもP20向けが増え、ネットであればおしゃれな海外メーカー製やマイナーメーカー製も簡単に購入できる為、心配する必要は無さそうです。
※なお、3モデル(P20 Pro、P20、P20 lite)のアクセサリーは互換性がありません。間違えて購入しないように注意。
[過去記事:Hohosb TPUケース]
[過去記事:Nimaso P20用ガラスフィルム]
5.内部ストレージ
現行のスマホとしては、比較的多めの内部ストレージ128GBが搭載されています。
P20は、カメラが特長の1である為、画像を大量に撮り貯める方も多いと思われます。
手持ちの画像を確認する限り、最高画質でも10MBに到達する事は少ない(被写体によりますが・・・)印象です。
他のアプリや、システム分を考慮しても、数千枚は余裕を持って保存できる容量でした。microSDが実質利用できない(後述)本機には安心感のある仕様です。
イマイチなところ
1.それなりの重量
P20は「比較的コンパクトなサイズ」ですが、その見た目に反してそれなりの重量があります。
現行のハイエンドスマホの中では、特段重い訳ではありませんが、「見た目が小さいから軽い」と判断するのは早計と言えそうです。
[参考:最近のスマホ重量比較]
幅 | 高さ | 厚さ | 質量 | |
---|---|---|---|---|
P20 Pro | 74mm | 155mm | 7.9mm | 約180g |
P20 | 70.8mm | 149.1mm | 7.65mm | 約165g |
P20 lite | 71mm | 149mm | 7.4mm | 約145g |
ZenFone5、5Z | 75.6mm | 153mm | 7.7mm | 約165g |
iPhone X | 70.9mm | 143.6mm | 7.7mm | 約174g |
本体の重さを気にする方は、あまり重いスマホケースを付けてしまうのは避けた方が無難と思われます。
※なお、P20に付属する軽いTPUケースは約15gでした。
2.メモリー
RAMは4GBです。
定価を考慮すると、もう少し余裕があっても良かった気がしますが・・・多く望み過ぎなのかも知れません。
将来は分かりませんが今の所、困ってはいないのでまあ良しとすべきでしょうか。
3.おサイフケータイ非対応
「NFC」は搭載していますが、FeliCaいわゆる「おサイフケータイ」は非対応です。
電子マネーをよく利用するので、やはり「Google Pay」をP20で使いたかったなーと思うこの頃です。もちろん、電子マネー(ICカード)残高のチェックなどには使えますが・・・。
※国内でのGoogle Payはおサイフケータイ対応機種のみ利用可。
どうしても必要なら「ICカード」と「ケース等」の組み合わせ(おサイフケータイ風)で、今回はやり過ごすしかありません。
[過去記事:100円 カードスタンドケース]
4.microSD
個人的にはあまり困らないのですが、microsdスロットはありませんので、データのやり取りにmicroSDカードを使っていた方は別の手段を検討しておく必要があります。
[参考:SIMスロットは、両方ともSIM専用]
※ちなみに、変換アダプタを別途購入すれば、PC用のカードリーダは利用可能です。
[過去記事:100円 ダイソー変換アダプタ]
5.イヤフォンジャック
こちらも個人的には、あまり困らないのですが、P20にはイヤフォンジャックはありません。
通常の音楽再生ならBluetoothイヤフォンの利用をおすすめします。
ちなみにP20に付属する変換アダプターで、一応有線イヤフォンを使うことは出来ます。
[変換アダプタ:イヤフォンジャック ⇔ type-c]
まとめ
「まあまあコンパクト」「結構ハイスペック」「強力なカメラ」
約1ヶ月半使った後の感想も、購入直後と変わらず「比較的コンパクトなハイスペックモデル」でした。
留意点としては、過去資源(有線イヤフォン、microsdカード)の活用を考えている方は、予め別の手段を用意しておく必要がありそうです。
「高性能(カメラ含む)」と「出来るだけ小さなサイズ」を求める「SIMフリーユーザー」には、良い選択になりそうでした。
恐らく本機で満足出来ない場合は、各社の最新の最上位機種に的をしぼり、物色する事になりそうです。
それは、楽しいHuawei P20(EML-L29)ライフを!