一部の私用画像を「Googleフォト」から「Amazon Photos(Amazonフォト)」へテスト移行してみました。
>>Amazon Photos(アマゾンフォト)
実際に運用して感じた、注意点・留意点等を残しておくことにしました。
今回は、実際に移行テストを通して分かった「Amazonフォト移行前に知っておくべき注意点」です。
Amazonフォト移行前の注意点
1.動画は無制限では無い
「Googleフォト」からの移行検討されている方は、「Amazonフォト(プライム会員)は無制限アップロード可能」である点に心惹かれていると思われます。
意外と見落としがちなのは、プライム会員の特典は「容量無制限の写真ストレージ」である事です。
つまり、動画ファイルは無制限アップロードの対象外です。
※動画ファイルのアップロード自体は可能ですがAmazonストレージ(5GB無料)の容量が消費される事になります。
ストレージが不足する場合は追加購入する事が出来ます。
プラン | 月払い | 年払い |
---|---|---|
100GB | ¥250 | ¥2,490 |
1TB | ¥1,300 | ¥13,800 |
2TB | ¥2,600 | ¥27,600 |
3TB | – | ¥41,400 |
4TB | – | ¥55,200 |
5TB | – | ¥69,000 |
※2021/5/28現在。最大30TBまで、上記プランは一例です。
動画を多量に保有している方は注意が必要です。
計算なしにAmazonフォトへ移行すると思いがけない費用が掛かる可能性があります。
事前に移行する動画の容量を確認しておきましょう。
2.残念なジオタグ表示
プラベートな写真をジオタグでMAP表示すると、より楽しい思い出になります。
Amazonフォトにもジオタグ機能(撮影場所の地図表示)は備わっています。
画像ファイルにジオタグ設定されているにも関わらず、Amazon PhotosでMAP表示されない場合は設定を確認しましょう。
【設定方法】
- 設定
- 人、場所、ものを検索 → オン
しかし、Amazonフォトのジオタグ機能は物足りなさを感じてしまいます。
試しにAmazonフォトとGoogleフォトでジオタグ機能精度を比較してみましょう。
スカイツリー近郊で撮影した画像を確認してみると・・・。
【左:Amazonフォト、右:Googleフォト】
簡素なMAPが採用されているのはまだしも、肝心の位置がかなりズレて表示されているような・・・。
現時点でのAmazonフォトのジオタグ機能は、控えめに言っても残念な印象でした。
普段からジオタグを活用している方には、厳しいレベルに感じてしまうかも知れません。
将来のアップデート等に期待したいところです。
3.Googleフォトの追加情報は引き継がれない
※本件は、Amazonフォトに限った事ではありません。
Googleフォトではアップロード後に、位置情報や説明を追加出来ます。
これは画像のジオタグ編集では無く、言わばGoogleフォト内でのみ有効なタグ付けです。
当然ながら、そのまま移行しても「Googleフォト上で追加した位置情報等」は移行出来ません。
後付編集の運用をしていた方は、移行の際にサードパーティアプリ等で別途ジオタグ編集が必要になる事を留意しておきましょう。
※2021/5/28時点では、Amazonフォトにジオタグ編集機能はありません。
4.特殊な写真は非対応
Amazonフォト(or Drive)のファイル要件は下記の通りです。
※2021/5/28現在の対応状況要約
まずは「対応フォーマット」を確認。
対応フォーマット | |
---|---|
写真 |
|
ビデオ |
|
RAW |
|
続けて「非対応フォーマット」を確認してみます。
非対応フォーマット | |
---|---|
写真・ビデオ |
|
いわゆる「普通の画像ファイル」は幅広く対応している一方、スマホではポピュラーなモーション系や3Dパノラマ等は、非対応となります。
※アップロード自体は可能、通常写真として表示。
「普通の画像ファイル」以外は、本来の状態で再生出来ない事を頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
コスパの高い、大量の通常画像ファイル保管場所
誰にとっても圧倒的に優れているフォトサービスは、もはや存在しません。
個々の用途にあったサービスを選ぶ事が重要です。
やはり、Amazonフォトの最大の特長は「プライム会員(月額500円、年間一括4900円)」の「容量無制限の写真ストレージ」です。
ジオタグ関連はあまり使っておらず、「通常画像ファイル」の「大量保管場所」を安価で探している場合には、非常に優秀な選択となりそうです。
>>Amazon Photos(アマゾンフォト)それでは、楽しいスマホライフを!