z.com WPと SiteGuard WP Plugin Pageの相性がいまひとつ?だった話。

WEBサービス
本ページには広告の掲載をしております

【追記】

Z.com WebHosting サービス終了のお知らせ」(2024年6月30日で終了)が発表されました。

Z.comを利用されている方は、他のサービスに乗り換えましょう。

 

【「.htaccess」が使えないと予想以上に不便だった件】

 

趣味用のサーバーとして「z.com WP」を借りてから、約2か月が経過しました。

人柱な感じで、z.comのWordpress専用サーバー「Z.com WP」に申し込んでみた。
【追記】 「Z.com WebHosting サービス終了のお知らせ」(2024年6月30日で終了)が発表されました。 Z.comを利用されている方は、他のサービスに乗り換えましょう。 【値段の割に結構良いかも。Wordpress専用サーバ...

 

先に結論から言ってしまうと、後日また引っ越す事にしました。セキュリティ系プラグインとの相性が今一つで、力業が増えてしまった事が原因です。

 

今回は、z.com WPを2月使ってみた感想と「SiteGuard WP Plugin」との相性を備忘録替わりにメモ。

※本記事は2017/1019現在のサーバー仕様を元にした内容です。各仕様は変更される場合があります。留意下さい。

スポンサーリンク

そもそも「z.com WP」ってなに?

ワードプレス専用サーバー

大手ホスティングのGMO系サービス「z.com」のWordPress専用のレンタルサーバーです。

ホームページ作成はWordPress専用サーバー|Z.com WP
WordPressを最大限活かすために必要な機能を全て装備しました。通常のレンタルサーバーでは手が届かない高速表示やセキュリティを低価格でお届けします。

勿論、WordPress専用なのでWP以外の用途には使えません。

 

【Z.com WP】WordPress以外のCMSは利用できますか? | ホームページ作成なら Z.com WebHosting

良かったところも多い

今回は辞めてしまった話なので、残念サーバーなのか?と誤解されそうですが、そんな事はありません。

 

「z.com WP」には良かった点も多く、更に改善のアップデートも適時行われていた印象です。たまたま運用スタイルに合わなかっただけの話です。

 

フォローする訳ではありませんが、2か月間で個人的に良かったと思う点を、幾つか挙げておきたいと思います。

  • 「400円/月~」と「マルチドメイン対応のWP専用サーバー」としては、結構安い
  • 安価な割には、結構速い印象(冒頭の過去記事参照)
  • 9/26_メール機能が無料で追加された(公式サイト
  • 9/12_DB容量が大幅にアップした(公式サイト
  • キャンペーンが良く開催されるので、検討している方はニュース必読。

 

じゃあ、なぜ乗り換えるの?

理由はこれです。

【Z.com WP】for WordPressプランで.htaccessは利用できますか? | ホームページ作成なら Z.com WebHosting

ヘルプで公開されており、申し込み時点で既に知っていた事ですが、思いのほか影響が大きかった感じです。

 

他社のWordPress専用のレンタルサーバーでは、「.htaccess」の一部記述を無効化しているようですが、「z.com WP」では一切の編集が不可能のもよう。

 

困った事に、セキュリティ関連のプラグインやアクセス制御に「.htaccess」を利用している事は珍しく無く、保守運用に多くの時間を費やす結果となってしまいました。

 

個人的には「SiteGuard WP Plugin」の幾つかの機能が無効になってしまったのは痛かったですね。

 

ちなみに、手軽にセキュリティ設定可能な「SiteGuard WP Plugin」は日本で利用者が多い人気プラグインです。

 

検討中の方向けに「z.com WP」上で「SiteGuard WP Plugin」の使える機能、使えなくなる機能を残して置きたいと思います。

スポンサーリンク

各機能の挙動チェック

まずは「SiteGuard WP Plugin」の機能一覧です。

 

機能としては10項目、さらに詳細設定とログイン履歴を加えた、12項目が全てとなります。

[機能一覧]

f:id:piza-man:20171019140039j:plain

それでは、一つづつ設定します。

1.管理ページアクセス制限

f:id:piza-man:20171019140152j:plain

結果:エラー。設定出来ません。

2.ログインページ変更

f:id:piza-man:20171019140225j:plain

結果:エラー。設定出来ません。

3.画像認証

f:id:piza-man:20171019140431j:plain

結果:設定可能

4.ログイン詳細エラーメッッセージの無効化

f:id:piza-man:20171019140500j:plain

結果:設定可能

5.ログインロック

f:id:piza-man:20171019140530j:plain

結果:設定可能

6.ログインアラート

f:id:piza-man:20171019140551j:plain

結果:設定可能

7.フェールワンス

f:id:piza-man:20171019140622j:plain

結果:設定可能

8.XMLRPC防御

f:id:piza-man:20171019140712j:plain

結果:エラー。設定出来ません。

9.更新通知

f:id:piza-man:20171019140733j:plain

結果:設定可能

10.WAFチューニングサポート

f:id:piza-man:20171019140750j:plain

結果:エラー。設定出来ません。

11.詳細設定

f:id:piza-man:20171019141345j:plain

結果:設定可能

※通常は「X-Forwarded-For レベル:1」に変更してください。

※デフォルトでは「リモートアドレス」となっています。z.com WPの内部構成は分かりかねますが、そのままでは全て同IPからのアクセスとして扱われてしまいます。

12.ログイン履歴

これは設定項目ではありません。が、「11.詳細設定」の後、再ログインし自分のIPがちゃんと表示されるか?チェックしておきましょう。

f:id:piza-man:20171019141808j:plain

まとめ

SiteGuardの設定可能な項目

結局、設定可能な項目はこんな感じでした。

f:id:piza-man:20171019141852j:plain

やはり「.htaccess」を使う機能はことごとく利用出来ません。

また、「詳細設定」でIPを正しく取得できるようにしておかないと「ログインロック」機能で、自分までロックされる可能性(※デフォルトでは、全て同一IPからのアクセスとみなされる)があります。

部分的で良いので開放して欲しかった

セキュリティ上「.htaccess」を編集させたくないのは十分理解できるのですが、多くの手法やプラグインで「.htaccess」が使われている現実を考えると、部分的で良いので開放して欲しかったのは正直なところです。

申し込む前によく考える点

サイトで「.htaccess」を使うプラグインを利用しているのであれば、無しでも運営できるのかどうか?

または、同じ機能を自力で用意出来るのかどうか?更には、その機能を維持する時間を確保できるかどうか?をよく検討する事をお勧めします。

 

まとめると・・・ 既に「.htaccess」を多用しているのであれば「z.com WP」は見送った方が良さそうです。高確率で手間が増えそうです。

 

ちなみにZ.comの「レンタルサーバー」プランでは普通に利用出るとの事。WP鯖を使って合わない場合は、こちらに振り替えるのもアリかも知れません。

【レンタルサーバー】自分で用意した.htaccessファイルは使用できますか? | ホームページ作成なら Z.com WebHosting

 

今回は縁がありませんでしたが、安価な部類ではあると思いますので、いつかまた趣味用サーバーとしてお世話になるかも知れません。

 

それでは、楽しいサーバーライフを!

タイトルとURLをコピーしました