容量が小さいSSD(M2 NVMe)の魅力は、リーズナブルな価格にあります。
しかし、安くても「すぐ壊れるようなNVMe」や「あまり速くないNVMe」では、困るわけです。
ちょっとマイナーメーカーですが、「価格と性能を両立」している「低容量なNVMe」を購入したので、共有します。
今回は、Apacer(アペイサー)の M.2 SSD(NVMe)「AS2280P4U Pro」256GBモデル「AP256GAS2280P4UPRO-1」をレビューです。
アペイサーのAS2280P4U Pro(256GB)をレビュー
- JAN:4712389919342
- 型番:AP256GAS2280P4UPRO-1
スペック
AS2280P4U Pro(256GB)モデルの、主なスペックは下記のとおり。
Spec | |
---|---|
Model number | AP256GAS2280P4UPRO-1 |
Capacity | 256GB |
Form factor | M.2 2280 |
Interface | PCIe Gen3 × 4 |
NAND Flash | 3D NAND |
Sequential Read | Max:3500MB/s |
Sequential Write | Max:1200MB/s |
IOP (4K Random Read) | Max:210000 IOPS |
IOP (4K Random Write) | Max:315000 IOPS |
MTBF | 1800000h |
TBW | 170TB |
比較的低価格のSSDですが、耐久性の設計は高く「MTBF:1800000h」「TBW:170TB」です。長持ちしてくれる事を期待したいですね。
それでは、実際に現品を確認してみます。
パッケージ外観
大手家電量販店のネットで購入。
バルク品扱いの販売でしたが、箱パッケージ入でした。
PCIe Gen3 × 4
現行のNVMeでは、定番のPCIe Gen3 × 4規格です。
長期保証
パッケージ裏面。
代理店の3年保証シールが貼ってありましたが、「AS2280P4U PRO」はメーカーの5年間保証の対象のようでね。
内包物
内包物はSSD本体のみ。
M.2用の固定ネジは付属しません。
ヒートシンク付き
本体のサイズは、定番のType2280(22mm×80mm)。
アルミヒートシンクが取り付けられているのが特徴的です。
コネクタ部分。
4本の立体的な溝。
なお、ヒートシンクはチップに直接貼り付けられているようで、自由に取り外しできるタイプではありません。
片面実装
本体裏面。
256GBモデルは片面実装でした。
ヒートシンクがあるため、実際の厚みは約3.7mmくらい。
極薄なノートPCなど、スペースに限りのデバイスに取り付ける際には注意は必要です。
ベンチマーク
1週間程度使用後に、簡単なベンチマークを測定を行ってみました。
- CrystalDiskMark
- CrystalDiskInfo
CrystalDiskMark
低容量(256GB)なNVMeとしては、なかなか速い感じ。
CrystalDiskInfo
基本的なデータは取得できるようです。
ベンチマーク(CrystalDiskMark)直後の、CrystalDiskInfo温度は39°(室内温度14°)でした。
発熱の心配はなさそうです。
追記:1年使ってみた
とりあえず約1年くらい使ってみのたので、その後を報告。
約1年後のベンチマーク時
- 使用期間:1879h
- 書き込み:4421gb
1年後のCrystalDiskMark
速度は変わらず、普通に速い状態。
1年後のCrystalDiskInfo
結構、雑につかっていたのですが、特段問題は見当たらず。
なお、夏シーズンも異常な発熱は感じませんでした。
消耗率についても問題なさそう。
まとめ
安価で速い256GBモデルのNVMe
256GBモデルのM.2 SSD(NVMe)としては、高速な速度測定結果でした。
AS2280P4U PRO(256GB)は、比較的安価で販売されている事があるモデルです。
容量をあまり必要としておらず、価格と速度を両立したい方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか?
それでは、楽しいスマホライフを!