「公衆無線LAN(wifi)」で「PC」を使う事に抵抗はありませんか?
毎日利用する人は、有料のVPNサービスを契約すると、何の憂いも無く利用できます。
でも、たまにしか使わない人は、有料サービスの契約が惜しくなってしまいますよね。
そんな人向けに、今更ながら「Microsoft Edge Secure Network」が結構良い事に気がついたので共有です。
Microsoft Edge Secure Networkとは?
ブラウザ上で使えるVPN
Microsoft Edge Secure Networkは、マイクロソフトのブラウザEdge(エッジ)に搭載されているVPN機能です。
使い方
使い方はとても簡単です。
- PC版のEdgeブラウザを起動
- エッセンシャル
- VPN → ON
なお、Microsoft Edge Secure Network(以降:EdgeのVPN)では、あらかじめ知っておいた方が良い特徴・注意点が存在します。
次項では、特徴等について触れています。
特徴
知っておいて欲しい、EdgeのVPN特徴は下記6点です。
- 無料
- 高い安全性
- 超高速
- 月間5GB
- VPN転送量の節約方法
- 国の変更には使えない
1つずつ解説していきます。
1.無料
EdgeのVPNは、ライトなユーザーにおすすめです。
その理由は価格。なんと月額「無料」です!
毎日VPN使っていないユーザーでも、料金が負担になる事はありません。
特徴を熟知する事を前提に、上手く活用して欲しいサービスです。
2.高い安全性
高いレベルの安全性が確保されています。
世界的な有名企業が運営する安心感に加え、データ削除ポリシー明確に定められています。
具体的には、VPN接続中のプロキシデータ(IPアドレス、送信先IP、送信元ポート、送信先ポート、Microsoftトークン)は「25時間以内に削除」されます。
3.超高速
EdgeのVPN機能はとても高速です。
その理由は、Microsoftが高速CDNとして知られるCloudflare(クラウドフレア)のサーバーを利用し提供するサービスである事が挙げられます。
速度測定
参考までに、速度測定してみた結果がこちら。
接続前の速度。
接続中の速度。
無料だから遅いなんて事はありませんでした。
恐るべしMicrosoft&Cloudflareのタッグ。
4.月間5GB
無料ですが、毎月5GBまで(※2024/4/9現在)のデータ転送量制限があります。
上限は毎月リセットされるものの、ヘビーユーザー(動画視聴やオンラインゲームなど、データ通信量が多い使い方)が、常用するには向いていません。
ライトユーザー向けのサービスである事を念頭におきましょう。
ヘビーユーザーの場合は、有料のVPNサービスを選択するのがベターです。
5.VPN転送量の節約
ちなみに、VPN転送量はある程度の節約が可能です。
具体的には、リスクの高い通信時のみVPNを使う事です。
EdgeのVPNには、接続設定が3種類用意されており、目的に合わせた設定を行う事ができるのです。
順番に設定を解説しておきたいと思います。
最適化
最適化はデフォルトの設定です。
リスクの高い通信時のみVPN接続する設定です。
- セキュリティの低いwifi接続時
- 「http://」から始まるWEBにアクセス時
※なお、ストリーミングや動画はVPN除外
全てのサイト
その名の通り、全てのサイトでVPN接続を行う設定。
サイトの選択
VPNの対象とするWEBサイトを、自身で指定する上級者向け設定。
具体的には、下記2項目で指定します。
- 選択したサイトには常にセキュリティで保護されたネットワークを使用する(VPN対象サイトの指定)
- これらのサイトではセキュリティで保護されたネットワークを使用しない(VPN対象外サイトの指定)
ちなみに、指定にワイルドカードも使えます。
6.国の変更には使えない
ちなみに、アクセス元の国を偽装する目的では使えません。
単純に出先でのセキュリティ強化目的でつかいましょう。
まとめ
ライトユーザーなら、十分なブラウザVPN
無料としては十分すぎるサービスでした。
時々、出先でwifi接続する、ライトユーザーは覚えておいても損はない存在です。
EdgeのVPNでは、データ転送量制限が足りない、ヘビーユーザーさんは大人く、有償のVPNに加入してしまいましょう。
それでは、楽しいスマホライフを!



しかし、VPN転送量の節約目的では不向きな設定。