【国内版zenfone4(ZE554KL)を実際に約1ヶ月使った現時点での感想。】
asusのZenFone 4 (ZE554KL、国内モデル)を購入してから1ヵ月が経過しました。個人的な所感ですが、現時点での感想を残して置こうと思います。
今回は、ZenFone 4を実際に使って分かった「良かったところ5個」「イマイチなところ5個」について触れます。
良かったところ
1.十分な基本性能
zenfone4は、ハイエンドモデルではありませんが基本性能は高く、ツール系アプリは勿論ですが、ゲームを含め単純性能で困る事はあまり無いでしょう。ベンチマーク10万超え。
[過去記事:zenfone4購入レビュー]
2.充電時間
公式サイトでは「急速充電 約50% わずか36分間」と、対応するASUS BoostMaster(急速充電)の速さが特長とされています。
試しに30分、実際に急速充電してみる事にしました。
バッテーリ残を1%まで減らして、本体はスリープ状態、付属の純正充電器を使い充電開始。
[30分経過]
30分で43%まで充電出来ました!
例えば、前日に充電を忘れて、朝に少し充電しただけでも、待ち受け中心なら一日凌げそうです。
3.広角カメラ
観光地に出かける機会が多い場合には、zenfone4に搭載されるワイドレンズは心強い味方になるかも知れません。
迫力を求めて使うイメージでは無く、後ろに下がらなくても写せるメリットが、人混みでは有難く感じる事が多かったです。
「通常レンズ」と「ワイドレンズ」との撮り比べは過去記事でどうぞ。
[過去記事:標準カメラと広角カメラ撮り比べ]
4.「5.5インチの割には」持ちやすい
5.5インチのスマホは、大きいので見やすいですが、持ちにくいです。
しかし、zenfone4は同じ5.5インチの中では比較的持ちやすく感じました。要因としては、側面が丸みを帯びている形状で指に引っ掛からない点。幅が75.2mmと5.5インチのスマホとしては小さめの点が挙げられます。
ZenFone 4 (ZE554KL) | スマートフォン | ASUS 日本
さすがに片手持ちは厳しいですが、持ちやすいに越した事はありません。
5.付属ケースがTPU
最近では、簡単なクリアケース(ハードケース)が付属する、SIMフリースマホを見かけるようになりました。
このzenfone4もクリアケースが付属するのですが、ハードケースでは無くTPU素材でした。
「衝撃吸収」と「滑り難さ」で人気のTPUケースは、現在のクリアケースの主流です。本体購入時にケースを調達する必要は無いかも知れません。
イマイチなところ
1.スタンド類は不向きかも
スマホの置き場所として「スタンド」を提供している、アクセサリーや周辺機器多くあります。
しかし、zenfone4を縦置きでスタンドに置く場合はちょっと注意が必要です。ケース無い状態では、殆どのスタンドで、形状や重さに対応できず落下してしまいました。
ちなみに愛用のk480も、ケース無しではムリでした。。
スタンド類を使う場合には、滑りにくいケースを装着するか、横置きで設置するなど工夫が必要です。
2.6GBメモリーの恩恵
zenfone4国内版は6GBの大容量メモリーを搭載していますが、今のところ日常の利用で恩恵を受けている体感はありません。
マルチウインドウでなら大きな恩恵を受けるかと思いきや重いアプリは、アプリ自体がマルチウインドウ対応していないパターンが多々。一応、無理やり「開発者向けオプション」のアクティビティサイズで強制対応させる事も出来なくは無いのですが・・・動作安定の観点からも、常用するのはちょっと違うかなと。。
現状、果たして6GBが必要だったのか?は微妙なところです。
3.ヘッドフォンジャックは左下
イマイチと言うよりも、好みや使い方によりますが・・・。
前作、zenfone3までのヘッドフォンジャックは本体上にありましたが、ZenFone4では左下にジャックが位置しています。
※画像は本体裏返してます。
左手でスマホ本体の左下を持って、右手で操作するスタイルの方であれば、イヤフォン利用時に邪魔になってしまうかも知れません。
ちなみに、個人的な解決方法としてはBluetoothイヤフォンをお勧めします。従来と比べ、2千~3千円程度のモデルでも大分音が良くなったと感じています。
4.ホームだけは光らない
zenfone4の「戻る」「ホーム(指紋センサー兼)」「メニュー」ボタンは液晶外のベゼルにあります。
前作zenfone3では、これらのボタンを点灯する機能がありませんでしたが、今回zenfone4で点灯機能がめでたく搭載されました。しかしそれは、「戻る」と「メニュー」のみとなります。「ホーム」に関しては、引き続き手探りとなります。
5.中途半端な位置づけ
ZenFone4は「良かったところ」で挙げた事以外にもDSDS機能など、多くの良い面を持つ端末です。が、その定価は約6万円です。
現在、日常利用に問題無いスマホが3万円以下で多く売られており、asusのハイエンド端末「zenfone4 pro」が、プラス3万の定価9万円程度である事を考えると、微妙な位置づけにも思えてしまいます。
まとめ
ハイエンドとミドルの間な感じ
実際に1ヵ月使ってみた後も、購入直後から変わらず「ミドルクラスのスマホでは、物足りない人向けのスマホ」という印象を持ったままです。
基本的に十分優秀なスマホですが、気軽に購入できる価格ではありません。
もし、激重ゲームをガンガンやる事を最大の目的としているのであれば、価格差を考慮すると上位「zenfone4 pro」も検討しても良いのかもしてません。
また、重いゲームプレイが目的で無いのであれば「3万円以下のミドルクラススマホ」で十分満足出来ると考えられます。
[過去記事:P10lite購入レビュー]
この事から、下記に思い当たるユーザーはZenFone4を検討する価値がありそうです。
- スマホゲームをよくプレイする人
- ワイドカメラを使ってみたい人(proには無い)
- ミドルクラスのスマホでは物足りない人
それでは、楽しいZenFone4ライフを!