【100円で買ったスマホ用魚眼レンズの実力はいかに? 】
前回、100円ショップの、クリップ式スマホ用カメラレンズ「マクロレンズ」の使用感について触れました。
【スマホレンズレビュー第1回目、マクロレンズ】
今回は前回に引き続き、100円ショップのスマホカメラレンズのレビュー第2回として「魚眼レンズ」を使ってみた話です。
魚眼レンズとは?
そもそも「魚眼レンズ」ってなに?
パッケージの触れ込みを見てみます。
「被写体を丸く撮影!」
「丸く?」と言われても、なかなかイメージはし難いのですが、感覚としては被写体をむりやり球体に詰め込んだ様な写真が撮れます。
実際に撮影してみると、立体的かつ迫力が増すよう仕上がるのが不思議です。
おさらい(どうやって使うの?・どこで売ってるの?)
この辺は、前回のマクロレンズ同様の為、簡潔にまとめます。
- 商品形状は、洗濯ばさみのようなクリップ形式
- スマホのカメラ部分を挟むだけで利用可能
- 購入場所は100円ショップセリア(投稿日時点税込108円)
- 他の100円ショップには無いかも(単に売り切れの可能性もあり)
- 近所にセリアが無い方は、交通費等考えるとamazonとかで買った方が安上がりかも
開封の儀
パッケージ
[ パッケージ表 ]
商品がそのままパッケージに入ってる簡易包装です。型番XYY-43。
[ パッケージ裏 ]
個別に紙の説明書は付属していません。パッケージ裏自体が説明書です。
説明書の内容は一部を除きレンズとほぼ同じです。一応、要約をすると・・・。
- 端から21mm以内にカメラの中心が無いと取り付けられない
- 厚さは13mm以内まで対応
- 丸く写すのでケラレは発生する
図解はインカメラですが、普通はアウトカメラに取り付けると思われます。淵からの距離はアウトカメラの位置で計算しましょう。
ケラレに関しては、前回のマクロレンズの時は「写りこむ可能性がある」的な言い回しでしたが、今回の魚眼レンズに関しては、その特性上「発生します」と明確に記載されています。
また、発売元は他のレンズ同様に丸七株式会社。
国内企画・海外製造の商品のようでした。
開封
洗濯ばさみのようなクリップ形式です。
レンズキャップは備え付け。なおクリップ内側(挟む部分)にはクッションが貼り付けてあります。
ちなみにレンズキャップのデザインは3種類(マクロ・魚眼・ワイド)全く一緒です。3種類同時に外すと、どれがどれのキャップか分からなくなります。
[左:魚眼 右:ワイド]
分からなくなった場合には、とりあえず装着してみましょう。デザインは全く同じですが、サイズが異なっている(マクロと魚眼は小差)ので、間違ったキャップが装着出来ない様になっています。
取り付けてみた
スマホに取り付けるとこんな感じです。
[ZE520KLに取り付け]
個人的な好みですが、濃い色のスマホには黒いクリップの方が、違和感無くしっくりきている感じです。
クリップの色(白と黒)に迷う場合には、本体の色に合わせても良いかもしれません。
試してみた
レンズ無で撮ってみた
とりあえず桜の木を被写体にします。比較用にまずはレンズを付けずに撮影。ピンボケしてる件は流してください。
[レンズ無し]
まあ、普通に桜の木が写ります。
レンズ有りで撮ってみた
魚眼をレンズを付けて試してみました。絞り込めなかったので2枚。
[レンズ有り 1枚目]
[レンズ有り 2枚目]
結構ピント合わせが難しい感じでしたが、個人的な印象としてはレンズ無しと比べ迫力が増したような気がします。特に中央の被写体が強調されるようです。
下から上に、見上げるように撮影した場合に効果的に感じられました。大きい物を真下から撮影すると面白い事になりそうです。機会があればスカイツリーや都庁をで試してみたい感じです。
レンズ有無どちらが優れていると言う物では無く、レンズ無では取れない変わった写真が撮れるところに存在意義があるようです。
まとめ
面白い写真が撮れるおもちゃ
一言でまとめてしまうと、「面白い写真が撮れるおもちゃ」でした。
面白い写真が撮れる事に間違いはありませんでしたが、使いどころは難しく感じてしまったのは正直なところです。
しかし、僅か100円で特長の無い被写体にも、迫力をもたらす事の出来る点は魅力的に感じます。
私の様に「なんとなく使ってみたい方」や「普通の写真に飽きてきた方」、その他「いきなり高グレード魚眼レンズを購入するのが怖い方」など、まず「試してみたい人」が購入するには最適な商品と思われます。
それでは、楽しいスマホライフを!
第3回目(最終回)の「ワイドレンズ」編はこちらです!