夏場になると、パソコンやゲーム機の発熱によるパフォーマンス低下が気になります。
今年選んだCPUグリスは、大手量販店のECサイトで取り扱いがある、MAXTOR(マクスター)のサーマルペーストです。
今回は、MAXTOR CTG8の使用感や効果をレビューします。
MAXTORのCPUグリス CTG8を実際に購入してレビュー
- JAN:4571225060064
- 商品名:超ハイコスパグリス 2g CTG8-2G
- 輸入販売元:株式会社サイズ
MAXTOR CTG8の性能はどれくらい?
製品パッケージの外観。
今回は2gを購入しましたが、4gもあります。
CPUグリスとしての主な性能は、シールに記載されています。
スペック | |
---|---|
熱伝導率 | 12.8 W/m・k |
粘度 | 85,000 mPa.s |
密度 | 2.8g/ml |
熱抵抗値 | 0.112 ℃-in²/W |
個人的には、正規代理店が、CPUクーラーで有名な株式会社サイズである点に、ちょっと信頼感を感じます。
ちなみに、シリコングリスなので非伝導性。安全に使えます。
正規品かどうかの見分け方
最近のCPUグリスでは定番なんですが、購入した商品が正規品かどうか?をメーカーの公式サイトで確認できます。
興味のある方は、購入後に試しても良いかもしれませんね。
※具体的な見分け方手順は下記のとおり。
パッケージ裏面の、QRコードシールに注目しましょう。
QRコードが一部隠れている状態です。
銀色の部分をコインなどで削ると、シリアル番号が確認できます。
メーカーサイト(https://www.maxtor-si.com/)のメニュー 「VERIFY」から、シリアル番号を入力すると、判定結果が表示されます。
同梱物
開封しました。同梱物は下記のとおり。
- シリコングリス本体
- 塗布用ヘラ
- 説明書
シリコングリス本体
CPUグリスは、よくあるプッシュ式容器入りです。
キャップはシリコーンゴムっぽい材質で、簡単に脱着可能。
後ろから押すと、グリスが出てくる仕組み。
塗布用ヘラ
グリスを伸ばすための、専用ヘラが付属します。
説明書
説明書カードは、英字表記。
作業手順のほか、均等に塗ろう、厚くぬるなみたいな注意書きもありました。
クリーナなどは付属しないので、別途用意が必要です。
実際に塗ってみた
1.古いグリスの除去
まずは、古いグリスをキレイに除去しましょう。
CPU側だけではなく、ヒートシンク側も除去するのがポイント。
PCパーツクリーニング用無水エタノールをつかうと、簡単に除去できます。
※ちなみに、コレ使ってます↓
2.新しいグリスの塗り方(ヘラで塗布)
グレーのペーストは標準的な硬さ。
付属の塗布用ヘラを使って、できるだけ均等に塗り広げてください。
ヒートシンクを戻して完了です!
補足:何回分?
今回の2gタイプなら、デスクトップPCなら大体2回、ラップトップなら4回くらい塗れそうな印象です。
パッケージはチャック付きの袋なので、使い切れなかった分は袋に戻して保管し、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。
塗り替え後の効果を検証してみた
塗り替えて効果が意味があったのか?は個人的にも気になるところ。
Cinebenchのマルチで最大負荷を約10分実施、温度推移を比べてみました。
※塗替え前(GD007 ※塗布から2ヶ月経過)、塗替え後(本品:CTG8)
塗り替え前の温度推移
塗り替え前は、ベンチマーク時にAverage(緑)が約74℃まで上がっていました。
また、Package(赤)との乖離も少し気になる状態。
塗り替え後の温度推移
アイドル時に目立つ違いはありませんでしたが、負荷時の差が明確に出ました。
塗り替え後の、Averageは70℃を割り込む状態に。高負荷で60°C台なら健全な印象です。
また、Packageの乖離も少なく、しっかりと熱が伝わっていのが伺えます。
専用のヘラで均等に伸ばしたおかげか、開封直後だったからかは分かりませんが、価格以上の冷却効果を感じました。
まとめ
安いのに高性能な、超ハイコスパCPUグリス
正規代理店品なら、価格が手頃でポイント消化でも買えるくらいなのが魅力的。
しかも、有名ブランド製品に負けない性能(12.8 W/m・k)を持っているのが嬉しいところです。
国内代理店が、CPUクーラーで有名なメーカーという点でも信頼感があります。
また、オンラインで取り扱っている店舗が多く、意外と入手しやすいのも良いポイント。
コストパフォーマンスを重視するなら、ぴったりの選択かもしれませんね。
それでは、楽しいスマホライフを!