Googleストアで予約していた、「Google Pixel 9a」が届きました!
いつも通りの自腹購入なので、何のわだかまりもない開封レビューと、実機のベンチマークをお届けします。
Pixel 9aを「買うべきか、見送るべきか?」迷っている方は、この記事を読むと迷いから解放されるハズ。
今回は、GooglePixel9aの実機レビューとベンチマーク結果を共有します。
Pixel 9aのスペックと特徴
Googleのミッドレンジスマホ(2025年モデル)
まず、「そもそもPixel 9aってなんだっけ?」と言う方向けに、特徴と概要を簡単に紹介しておきます。
Pixel 9aは、Googleが提供するミッドレンジスマホの最新モデル(2025/4/16発売)です。
Pixel 9Proにも搭載された「Google Tensor G4」を採用。
aシリーズでは初となる、高輝度pOLEDディスプレイ(6.3インチ相当)や、IP68の防水防塵性能を備えています。
つまり、Pixel 9aは順当にスペックアップしたPixel aモデルですね。
詳しくスペックを知りたい方はメーカーサイトをご覧ください。
>> Google Pixel 9a の仕様 – Google ストア
7年間のアップデート保証は本当に安心できるのか
Pixel 9aには、発売から7年間(2032年4月まで!)のOSアップデートとセキュリティパッチの提供が保証されています。
>> Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング (support.google.com)
7年後でも中身は最新なので、長く安心して使用したい方にとって、大きな魅力となるでしょう。
メーカー保証はごく一般的な「1年間」です。
保証も長期間の求めている方や、自然故障以外の破損が怖い方は、有償の保証サービス「Preferred Care(プリファードケア)」の加入を検討すると、幸せになれるかもしれません。
開封してすぐに気づいた付属品の内容と印象
ダンボールの同梱物
Googleストアから、宅急便で届いた「ダンボールの同梱物」は下記のとおり。
- Pixel9a本体パッケージ
- Preferred Careの冊子
- Googleストアのプロモーションコード(15%OFF)
Preferred Careの冊子では、補償範囲やプラン価格、申し込める期限などの案内がされています。
Googleストアのプロモーションコードは、次回の購入で使える15%OFF。
ただし対象品は限られています。
個人的には、Pixel Watch関連やTV Streamer4Kが欲しいならアリかと。
開封できない?開封の手順
Pixel9aのパッケージは、梱包材にプラスチックフリー素材との事。
開封にはちょっとコツが必要。
コツと言っても、裏面にある2本のストッパーを剥がすだけ。
紙なので、手で剥がせます。
後は、横にスライドさせます。
再生紙っぽい、エコな箱(Pixel 9aの本体パッケージ)が登場。
パッケージの同梱物
Pixel 9aの本体パッケージを開封しました。
同梱物は下記のとおり。
- Google Pixel 9a本体
- USB-C充電ケーブル
- SIMツール
- 注意事項などのガイド
Pixel 9aの外観と仕上り
長年のPixelユーザーとしては、外観が、過去のモデルよりも、シンプルで洗練された仕上がりに感じました。
各部を詳しく確認してみましょう。
ディスプレイ
約6.3インチのpOLEDディスプレイはフラット。(カバーガラスはGorilla®Glass3)
なお、Pixel 9aのサイズは「高さ154.7x幅73.3x厚さ8.9mm」、重量は「185.9g」です。
ディスプレイ指紋認証と、顔認証の反応は良好。
表示領域は、約3mm前後内側まで。
バックパネル
背面は、マットでサラサラ質感の、リサイクル樹脂配合素材です。
見た目では「カメラバー」が無くなったことが大きな特徴です。
過去のモデルと比べると、一目瞭然です。
※前モデル(Pixel8a)の外観
カメラの出っ張りも非常に少なくなったのは保護の観点でメリット。
相変わらず、カメラ性能は優秀できれいに撮影できます。
FeliCaセンサーの位置は、Gマークとカメラの間くらい。
デザインの都合上、目印はありません。
メタルフレーム
側面は、サテン仕上げのメタルフレーム。
ひんやりとした金属感で、安っぽさとは無縁です。
本体上部
右側面
左側面
本体下部
SIMスロットの場所
SIMカードスロットは、本体下部。
付属のSIMツールを差し込むと取り出せます。
スロットは「nanoSIM×1」です。
Pixel 9aのベンチマークスコアを計測してみた
実際にPixel 9aを使ってみると、日常的な動作がサクサク・ヌルヌルでとても快適です。
しかし、高負荷のアプリを多用する方なら、具体的な性能目安は、気になるでしょう。
定番のベンチマークアプリを複数使って、Pixel 9aの処理能力を数値でチェックしてみました。
Antutuベンチマークで測定したスコア
Antutuは、CPU・GPU・メモリ・UXなどスマホ全体の性能を総合的に評価するアプリです。
Pixel 9aの実機計測では、以下のスコアとなりました。
GeekbenchでCPU性能を確認
Geekbench(ギークベンチ)は、主にCPUの計算処理能力を測定するベンチマークです。
シングルコアとマルチコアの測定結果は下記のとおり。
3DMarkでグラフィック性能も確認
3DMarkでは、スマホの主にグラフィック処理能力をチェックできるアプリです。
Wild Life(Unlimited)のベンチマーク結果は下記のとおり。
Pixel 9aはどんな人に向いているのか考えてみた
買うべき人
Pixel 9aは、スマホを「安心して長く使いたい」「写真はキレイに撮りたい」といった方に特におすすめです。
ハイエンドモデルではありませんが、性能は日常生活では十分すぎるほど。
ゲームも一般的なものなら、何の問題もなく楽しむ事ができます。
Googleが発表する公式の新機能も7年アップデートの対象なので、数年後でも「中身は最新スマホ」で利用できることも見逃せません。
個人的にポイントが高いのは、無駄なアプリが少ないこと。
※プリインストールアプリはGoogleの純正が中心。謎挙動のキャリア系アプリとか、純正アプリなのに広告表示されるやつとか無いのです。。
見送るべき人
一方で、超重いゲームアプリを最高画質で、楽しみたいと言うユーザーには、不向きです。
単純に「処理性能」だけを求めている場合は、別の選択肢が良いでしょう。
また、「Tensor G4」は前モデル「Tensor G3」からは大きな性能アップはありませんので、Pixel8系ユーザーも、理由がないならムリに購入する必要はない気がしました。
まとめ
良いところ
- 長期アップデートの安心感
- 無駄なアプリが少ないクリーンな環境
- きれいに撮影できるカメラ
- 日常生活では十分すぎるスペック
イマイチなところ
- 重いゲームを最高画質でプレイするに力不足(最高画質設定でなければOK)
- 前の「Tensor G3」と比べ、処理性能の進化はあまり大きくない印象
Pixel 9aは、長く使いたい人に推せる
日常生活を快適にしてくれる機能や便利な規格が、詰まった一台です。
安心感があり、出来ることも多く、後悔しにくいスマホと言えるでしょう。
「スマホ=ゲーム機」とは考えている方が、選ぶ必要性はありませんが、長く使いたい一般ユーザーにとっては、オススメできる一台です。
それでは、楽しいスマホライフを!