安いSSDの寿命はどのくらい?エントリーなSSD(Kingston SV300S37A)を2年間がっつり使ってみた。

【エントリークラスなSSDを2年使ってみた。】

数年前によく売れた人気のSSDが手元にあります。Kingston(キングストン)の「SSDNow V300 Drive (SV300S37A/120G) 」です。

当時、有名比較サイトでも常に上位人気を維持したり、また一時期には「こっそりスペック落とした疑惑」などもあり、良くも悪くも話題に事欠きませんでした。。

高評価レビューをゲット後にSSDの部品を安物に変更する手口が暴かれる – GIGAZINE

 

さて、そんなSSDNow V300を実際に2年使って耐久性を検証してみました。

今回はSSDNow V300(SV300S37A/120G)の購入直後と2年間がっつり使った後のベンチマーク、と実際に使って分かった注意点などを残しておきたいと思います。

 

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スペック的なもの

速度は容量によって異なる

このSSDには3つの容量(120、240、480GB)が用意されています。「非圧縮データ転送」に関しては大容量モデルの方が高速となっています。なお、今回検証するのは120GBモデルです。

[非圧縮データ転送]

  • 120GB モデル – 180MB/秒 (読み取り)、133MB/秒 (書き込み)
  • 240GB モデル – 191MB/秒 (読み取り)、142MB/秒 (書き込み)
  • 480GB モデル – 450MB/秒 (読み取り)、208MB/秒 (書き込み)

[その他の留意事項]

  • 「圧縮データ転送」は総容量:450MB/秒 (読み取り)、450MB/秒 (書き込み)
  • MTBF100 万時間
  • メーカー保証期間は3年

 さらに詳細なスペックは知りたい方は、メーカーサイトでご確認ください。

接続は6Gがおすすめ

SSDNow V300シリーズは、「SATA Rev 3.0 (6Gb) 」と古いノートPCでよく採用されている「2.0」に対応しています。

「圧縮データ転送」の値を考えると、2.0接続の上限ではボトルネックになってしまう可能性があるので、3.0での接続をおすすめします。なお、今回の検証は6Gb接続で行いました。

 

ベンチマーク

条件

一応、当時の条件を簡単にあげておきます。

  • 測定:CrystalDiskMark 3.0.4 (x64) 
  • インターフェース:SATA Rev 3.0 (6Gb) 
  • PCスペック:Core i5-3210M、8GB、Win7 home 64bit

購入直後(CrystalDiskMark )

購入時期が良かったのか、このssdにしては結構読み込み速度が出ている印象です。

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2年経過後(CrystalDiskMark )

  • 使用時間:3886時間
  • 電源投入:1372回
  • 総読込量:5882GB
  • 総書込量:5119GB

 

計測回数等が若干違いますが、特に速度的な落ち込みは無さそうです。2回撮ってあったので両方上げます。

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windowsエクスペリエンス

なお、windowsエクスペリエンス値は、「購入直後」と「2年後」共に「7.9」でした。

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実際に使用して気が付いたこと

耐久性の印象(CrystalDiskInfo)

2年経過も問題なく元気です。

この製品のメーカー保証は3年です。がっつりと使い倒してきましたが「CrystalDiskInfo」上も不良と思われる個所も無く、健康度も98%です。

少なくとも保証終了の後1年は余裕で耐えられそうです。さすがにMTBFの100 万時間は厳しいと思いますが。。

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プチフリは無かった

採用コントローラが「カスタム LSI コントローラ」とイマイチ信頼を感じない(失礼)物だったので、購入前にちょっと心配だった記憶が残っています。

しかし、そんな心配を他所に、古いSSDでよくありがちだった「プチフリ」は一度も感じませんでした。

 

 

ファームは最新に!

総じて問題なく安定していた印象のSSDでしたが、一度だけ困った事がありました。

マザーの相性なのか、特定のPC(asusマザー)でWin8以降をインストールした場合に、インストール自体は成功するものの次回からの起動ができないトラブル(UEFI等からのブートは可)に見舞われました。

 

最終的にSSD自体のファームアップデート後、何事も無く起動するようになりました。他のPCに装着した場合には、特に問題なかっただけに原因は不明ですが、ファームは最新にしておいた方が無難に感じます。

 

ストレージのファームアップデートと言われると、一気にハードルが上がるように感じる方も居るかもしれませんが、公式の専用TOOL(windowsのみ)を利用すると比較的簡単に実施できます。

[Kingston SSD Manager]

 

 

まとめ

今回のケースを見る限りは、最近のSSDは安い物でも保証期間くらいは余裕で耐えられるようでした。

ショッピングサイト等でのレビューが極端に微妙な場合を除き、「安いSSD=すぐ壊れる」は、もはや過去の感覚なのかも知れません。

 

前述のとおり、SV300は「ごく普通のエントリークラスSSD」です。

今あえて、このモデルを選ぶ理由はありませんが、格安で買えるのであれば話は別です。古いノートPCのHDDからの換装であれば、十分効果を堪能出来ると思われます。格安で売ってたら場合にはお試しあれ。

 

それでは、楽しいPCライフを!